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<Author: 李白>
<Title: 橫吹曲辭 關山月>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 関山月>
<BookPage: 177>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
明月出天山，
蒼茫雲海間。
長風幾萬里，
吹度玉門關。
漢下白登道，
胡窺青海灣。
由來征戰地，
不見有人還。
戍客望邊色，
思歸多苦顏。
高樓當此夜，
歎息未應閑。
<End Poem>
<Translation>
明（あか）るいの月（つき）が天山（てんざん）のかなたに上（のぼ）ってくるが、暮色（ぼしょく）の果（は）てしなく広（ひろ）がる雲（くも）の海（うみ）のあたりは、まだ青（あお）く暗（くら）い。はるばると吹（ふ）きわたる雄大（ゆうだい）な風（かぜ）は何万里（なんまんり）を越（こ）えて、ここ玉門関（ぎょくもんかん）にまで及（およ）んでいる。

漢（かん）の高祖（こうそ）が白登（はくとう）の道（みち）を駆（か）けくだってから、胡兵（こへい）は、青海湖（せいかいこ）のあたりに、いつもすきをみつけようとねらっている。

昔（むかし）からこのような出征（しゅっせい）して戦（たたか）う辺境（へんきょう）の地（ち）におもむいて、無事（ぶじ）に人々（ひとびと）の帰（かえ）って来（き）たためしはない。

国境防備（こっきょうぼうび）の兵（へい）は、あたりの村々（むらむら）を遠（とお）く眺（なが）めやって、帰国（きこく）の日（ひ）を思（おも）い、いつも苦悩（くのう）の顔色（がんしょく）ばかりなのだ。故鄉（こきょう）のたかどのでは、この夜（よる）、残（のこ）された妻（つま）のため息（いき）が、絶（た）え間（ま）ないことであろう。
<End Translation>